プライベートやビジネスの場面で、海外送金を利用する数がますます増えています。しかし、実際に海外送金にかかる日数や、急を要する場合に日数を短縮できる方法などについて、多くの人が疑問を抱いていることでしょう。
海外送金の着金にかかる日数は各海外送金事業者によって大幅に異なります。この記事では、日本国内の海外送金事業者を利用した場合の着金までに必要な日数、また最短で着金させるための方法などを紹介します。
結論からいうと、海外送金事業者の中でも早い資金移動業者を利用すれば、手続きに要する時間を1ヶ月以上短縮できることが出来ます
海外送金事業者20社を比較
銀行、資金移動業者を合わせた海外送金事業者20社の会員登録から着金までかかる日数を比較しました。
日数は海外送金の送金先国、金額や受け取り方法などの詳細により、変わります。
また比較から分かるように、銀行より資金移動業者を利用した海外送金の方が、圧倒的に早いです。
| 海外送金事業者 | 窓口 | アプリ | ウェブ | 郵送 |
|---|---|---|---|---|
| ソニー銀行 | － | － | 5〜19営業日 | － |
| みずほ銀行 | 7営業日 | － | － | － |
| 三井住友銀行 | 数営業日 | － | 数日〜14営業日 | － |
| 三菱UFJ銀行 | 数営業日 | － | 数営業日 | － |
| ゆうちょ銀行 | 4〜7営業日 | － | 16〜18営業日 | － |
| 横浜銀行 | 数営業日 | － | － | － |
| 楽天銀行 | － | － | 3～17営業日 | － |
| りそな銀行 | 数営業日 | 10営業日 | － | － |
| SBI 新生銀行 | － | 16〜24営業日 | － | － |
| セブン銀行 | － | 5〜7週間 | 5〜7週間 | － |
| Brastel Remit | 当日〜3営業日 | 3～6営業日 | － | － |
| City Express Japan | 当日〜1営業日 | － | － | 7営業日 |
| Kyodai Remittance | 当日〜3営業日程度 | 3〜8営業日 | － | 3〜8営業日 |
| PayForex | － | 1～4営業日 | 1～4営業日 | － |
| PayPal | － | 2〜4週間 | 2〜4週間 | － |
| SBI Remit | － | 2〜3週間 | － | － |
| Western Union | 当日〜7営業日 | 2〜7営業日 | 2〜7営業日 | 2〜7営業日 |
| Wise | － | 3～5営業日 | 3～5営業日 | － |
| World Family Remit | 当日〜3営業日 | 当日〜3営業日 | 当日〜3営業日 | － |
| WorldRemit | － | 当日〜7営業日 | 当日〜7営業日 | － |
最短で海外送金を着金させる方法
資金移動業者を利用
資金移動業者を利用すると、銀行では数営業日はかかるところを、最短で当日で着金させることが可能です。
ウエスタンユニオンなどの現金受け取りに対応している海外送金送金サービスを利用すると、最短数分で受け取りが可能になります。
窓口で手続き
アプリ、ウェブや郵送ではなく、窓口で即会員登録と海外送金手続きを行うことで、最短即日ー3 営業日で海外送金が着金するように出来ます。
当日取組時限前に手続き
海外送金に銀行を利用する場合、当日取組時限前に手続きを終わらせましょう。
当日取組時限とは、銀行が振り込みや送金などの受付を停止する時間の事を指します。
そうすれば、当日中に送金処理を開始でき、日数を短縮できる可能性が高まります。
週の始めに手続き
週の始めに海外送金の手続きを行う事で、日本側、送金先国の祝日や休業日を踏まえて、営業日日数の対策が可能です。
なぜ銀行の海外送金は遅いのか
銀行での海外送金は、予想以上に時間がかかり、また着金までにかかる日数の予測が難しいです。
銀行での海外送金が遅くなる原因として、以下の理由があります。
- 中継銀行の多さ
SWIFTシステムでは最大3つの中継銀行を経由することもあります。中継銀行が多くなるほど、手続きにかかる時間が増加し、その結果、送金に時間がかかることがあります。また、中継銀行に着金した段階で週末に突入すると、週末の間は中継銀行の業務が停止するため、さらに時間がかかることがあります。 - 国や地域による銀行システムの違い
受取銀行のシステム状況によって、海外送金が遅れることがあります。送金する国や地域によって、銀行のシステムの速度に違いがあることが考えられます。この場合、送金時にできることが限られ、送金日数を短縮するのが難しくなることがあります。 - マネーロンダリングのチェック
海外送金は潜在的な犯罪行為に利用される可能性があるため、マネーロンダリングのチェックや送金の目的確認が行われ、犯罪を未然に防ぐ必要があります。送金される金額が犯罪目的でないかどうかを調査するため、数日かけて調査される場合もあります。 調査の過程で、送金者や受取人に追加の書類提出が必要になる場合、送金手続きが再度行われる可能性もあることにご注意ください。
まとめ
日本国内の海外送金事業者20社を利用した場合に、着金までにかかる日数をご紹介しました。
銀行より、資金移動業者を海外送金に利用した方が、圧倒的に着金までの時間は短縮する事が出来ます。
おすすめ海外送金サービスはこちらの記事に記載しています。
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